①‐7

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先生たちと別れて、学校を出る。 日が落ちた後の紫色の風が、静かに私を撫でて、髪とスカートを揺らした。 私はそっと唇に指で触れて、さっきのキスを思い出す。 『樹くんにとってね、自分が先生であることってすごく大事なの』 ……先生、私、守るよ。 先生のこと。 絶対守る。 亮太くんにちゃんと話してみよう。 きっと何か彼には目的があるはずだもん。 決意を秘めて、寮に戻った。
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