①‐3

6/19
前へ
/363ページ
次へ
「内緒ですっ!」 「なんだ浮気か~?」 「そんなんじゃないですっ!」 先生は笑いながら体を起こして、私の頭を撫でる。 「わかってるよ。紗奈はそんなことしないって。 俺は大人だからそんなことじゃ妬いたりしません」 あれ……もしかして、ここに真由ちゃんと来た時ヤキモチ妬いてたことに気づかれてる? 『だからね、言ってもいいんだよ』 千尋の言葉を思い出す。 「せんせ……」 「ん?」 「私、まだ子供だから妬いちゃう……」 .
/363ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2267人が本棚に入れています
本棚に追加