君と流れ星を。２

①‐５

先生……来てくれないかな？

今も隣の部屋にいるのかな？

ちょっと顔を合わせづらいっていう気持ちはどこへやら、一度気になると座っていられない。

準備室の電気がついているかだけ見に行くくらいなら、うん、きっと大丈夫。

…なんて、勝手にうなずいて、私は立ち上がって実験室を出た。

準備室のドアの上の方も、ドアのすぐ横も、すりガラスの窓があるから、電気がついているかくらいはわかる。

……あ、ついてる。

そう気付いたと同時に、聞いたことある声が耳に入ってきた。