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言葉への戸惑いと、怒りと、恥ずかしさが混ざったまま彼の目を見る。 「あはは…かわいい。赤くなってる」 強く引き寄せられて、彼の腕の中に納まってしまう。 「や、離して下さい」 「やだ。俺の言うこと聞かないと…わかってるよね?」 耳元で囁かれる声。 わかってるけど、隣の部屋に先生がいるのに! こんな状況見られたら…… そんなことを考えてると、体が急に離された。 「そうだね、最初の命令は、俺のことを名前で呼ぶことにしよう」 「え?」 .
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