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土方「それで、こいつの能力は何だ?」
華を指で指しながら山崎に聞いた。
山崎「え~と。
華の能力は、他人の怪我を治す
事です。
他人の怪我を治す事はいいんですが…
その怪我と同じ場所に華の体を傷付けるんです。」
山崎は先程華が自分の体に傷を移転させた事を後悔していた。
自分が無理やりでも能力を使わせなければよかったと。
皆山崎の話を聞いて、
唖然とした。
他人の怪我を治す事が出来るのは、とても不思議である。
土方「華鬼族は、皆このような能力を持っているのか?」
眉間にシワを出しながら
聞いた。
この新撰組鬼の副長でも
驚く事だ。
山崎「いえ。華鬼族全員が持っているわけではありません。
確かに華鬼族は治癒能力は高い。しかし、他人を治す事はできません。」
永倉「じゃあ…華ちゃんは
特別って事か?」
少し興奮ぎみに永倉が聞いた。
しかし、永倉とは別に山崎の顔はとても
複雑そうな顔をしていた。
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