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「ふぅ、疲れた。やっぱ、アタシは帰宅部だな~」
見学だけでも、疲れるのに入部なんて絶対ムリだもん。
アタシには、帰宅部が似合ってる。
そう思いながら校門に近づいていくと、
「ん?なんだアレ?」
校門の前に人だかりができてる。
少し気にしながらも通りすぎようとしたらいきなり誰かに腕を掴まれた。
そして、その人物は言った…。「この子にする!」
「はっ?!」
素っ頓狂な声を出してしまった。
腕を掴んでいるのは…先輩だと思われるイケメン…。
誰?
「あの…」
何の用か聞こうとしたけどイケメンに遮られていた。
「じゃ、みんなゴメンね~。…行こっか」
どこに?
聞く前に先輩がアタシの腕を引っ張って駆けだしていた。
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