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「褒めてもらった事はありがとうですけど、アタシ…やっぱりムリなんで帰ります!」
これ以上東先輩と話してたら、無理矢理マネにさせられそうだし…。
それに…顔が赤い事、ばれたくない。
急いで帰ろうとしたら先輩がまた腕を掴む。
「ちょっと待てよ!お願いだから…、まだ帰らないで?」
ヤバイッ。
ちょっと可愛いかも。だけど、これは演技だよね…。騙されちゃいけない!
「でも…!本当マネなんて、できませんから」
アタシは必死で断る。でも先輩も必死。
「お~ね~が~い!簡単だよ?楽しいしさっ。一回見学来てみてよ」
「嫌ですってば!他にもマネ希望者いっぱいいるでしょ?だったらその中から選んだらいいじゃないですか!」
「あずさがいい!」
先輩は、はっきり言ってアタシを見た。
アタシは、一瞬戸惑ったけどすぐに言い返した。
「アタシは、嫌です!」
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