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コンコン
「失礼します」
ネコちゃんの飼い主宣言した後、僕は職員室に向かっていた。
頭にネコちゃんを乗せたまま。
「すいません。久遠ですけど」
「あ、君が久遠くん?あら、その猫は?」
挨拶をすると小さな女の子が走ってきた。
「もしかして……先生ですか?」
「はい、そうです!君の担任になる『関口 真緒(セキグチ マオ)』です!宜しくね」
……先生でしたね。それにしても……
「小さいですねぇ。身長も胸も」
「んなっ!?寄せて上げればBぐらいありますー!」
見た感じ、身長は146cmぐらい。胸は……うん。
「先生、他の先生に『自分はAカップだ』って暴露してますよ?しかも大声で」
「なっ!ちがっ!これは違います!!」
赤面してあたふたする、せきぐっちゃん。
「まぁ、せきぐっちゃんの胸の話は置いといて。僕のクラスはどこですか?」
「せきぐっちゃんってまさか私ですか!?……それより、クラスはB組です。あと転校生はあなただけじゃありませんから」
「はい?」
ガラガラ
「失礼します」
すると後ろから女の子っぽいハスキーボイスが聞こえた。
「あの、来栖ですけど」
「男の子よね!?」
「え?男の子なの?」
「うん。そうだけど」
まさか男の子だとは。
見た目は完全に女の子。身長は157cmぐらい。髪は肩に掛かるか掛からないかぐらいの長さ。顔は可愛らしい顔つき。恐らく美少女の部類に入るだろう。
「因みに来栖くんもB組よ」
「僕は『久遠 奏磨』です。よろしくお願いします。来栖くん」
「俺は『来栖 友希』。友希って呼んでくれ。よろしく」
見た目の割に男らしい喋り方だなぁ。
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