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―窓からの光により照らされる部屋に人影が2つ。
一人は窓際のデスクで書類をパラパラとめくっている。
もう一人はその脇に立って一緒に書類を見ている。
「今年は、どんな子たちがいらっしゃるのか、楽しみですね」
座っていた一人が口をひらく。
「きっと将来有望な子たちがたくさん入ってきてくれますよ」
立っていた一人が口をひらく。
「フフフ、楽しみですね」
「はい」
ボヤッ
白紙だった一枚の書類に文字が浮かび上がってくる。
「あら、あと一人増えるみたいですね」
「これは、珍しい所から」
「あらあら」
―リョーガ・エンドウ―
―倭―
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