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黒之介がポテトサラダを完食しカレーを口に運びはじめた頃、おかわりのカレーをゲットしご満悦の天馬が戻ってきた。
「天馬くんおかえり~。カレーのおかわりあった?」
「おう、バッチリだぜ!! まあ俺の早食いに勝てる奴はいないからな。さってと、もう一回カレー食うぞ~!!」
黒之介が見ても幸せそうな笑顔で再びカレーを頬張りはじめた天馬。今度はゆっくり味わうように食べていると、同じくおかわりを求めて配膳コーナーに行った勇真が戻ってきた。
「勇真くんおかえり~。・・・あれ、カレーのおかわりは?」
「・・・そこのカレーバカが多く持ってったから少なくなっちまったけど、何とかゲットしたぜ」
「良かったね勇真くん。・・・天馬くん、もうちょっと他のみんなの分も残してあげなよ」
「仕方ねぇだろ~、カレー好きなんだから」
「はぁ~、どこまでお前はカレーバカなんだよ・・・」
「にひひ!! 俺を褒めるなよ勇真、照れるだろ~?」
「・・・褒めてねぇよ!!」
勇真のツッコミに黒之介もクスッと笑っている。こうしてカレーのおかわりもキレイに完食し、三人はお昼休み開始のチャイムが鳴り終わると同時にランチルームを出て教室へと戻っていった。
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