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一話 尋哉&冬乃
「好きです!!付き合ってください!!」
桜の木の下、もう少しで
2年生が始まるころ、
私は彼を呼び出した。
「え…、」
そう応答をしたのは…
眼鏡をかけ、いかにもまじめ
そうな尋哉くん。
1年前からずっと好きで…
まじめな尋哉くんに
いつの間にか惹かれていた私。
「…////」
目をぎゅっと瞑って
赤い顔がみえないように
下をむく。
「…俺でいいの?」
おどおどした様子なく
あっさりとそう聞いてきた。
「あ、はい!!いいんですか!?」
「後で後悔しても、
お前は今日から俺のだかんね?」
どこか悪魔気のある笑みに
ゾクッとした。
「はい、全然後悔しません!
私がどれだけ尋哉くんを
みてき…ンっ!?」
.
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