第三章 おっさんの苦悩

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まず、引き籠りは目を覚ますと同じく自身の現実に絶望する。 自身の力ではどうすることも出来ぬ現実に絶望するのである。 この免れぬ運命に、苦悩をし望を無くす。 このどうすることの出来ぬ絶望こそ引きこもりを1日16時間睡眠と言う非人道的睡眠時間へと向かわせる要因の一つである。 ″自業自得″これは、おっさんにとっては禁句である。 何故ならおっさんは、誰よりもそのことを理解しているからであり誰よりも変わりたいと願っているからである。 それによりおっさんは、今日も明日も明後日すらも睡眠時間以外苦悩し続けるのであった。
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