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帝國空軍  …1946年に対立関係にあった陸軍航空隊と海軍航空隊を統合し、合同で作戦を行なうことが可能なように空軍を設立した。また陸軍と海軍の対立の仲介役としての役割もあり、多数の陸海空合同作戦の実施にもつながることとなる。 南洋省  …第二次世界大戦終結後、日本領南洋諸島を統括していた南洋庁が旧イギリス・オランダ・フランス領であった東南アジアの諸島をまとめ上げるために省へと昇格した。関東軍に続き、南洋軍も編成され、その管理下に入った。 日本の核開発  …ドイツの核開発成功後、その設計図や様々な技術により、1948年に日本は仁科博士のニ号研究により原子爆弾『八式ウラン原子濃縮爆弾』を開発した。実験は中国山間部の無人地帯で行われ、畑陸軍大将、山下陸軍大将、今村陸軍大将などが視察した。また大本営はこの兵器の使用に『絶大ナル破壊力ニシテ無差別ノタメ使用ハハバカラレル』として否定的だったため、使用はされなかった。 帝國憲法改正  …1949年の憲法改正、戦後の経済的復興と政府業務の効率化のために、それまで載せられていなかった内閣・枢密院について追加。また広大な占領地の統治のために海外領土の統治についても記載された。 大政翼賛会解散  …第二次世界大戦の終結によって党活動や組合活動の解禁が行われた。その一環として大政翼賛会は解散し、戦前の政党制に復帰した。当時の議席数はほとんどが鳩山一郎の自由党と岸信介の大日本政友会によって占められていた。しかし軍部は依然として強い勢力を持ち、その後も権力を保ち続けた。 軍務省設置  …第二次世界大戦終結後、広大な占領地の統治を求められた帝國は東条内閣のもとで陸海空軍統合の上位機関となる軍務省を設置。陸軍省、海軍省、空軍省を編入して軍部一体化の政策がすすめられた。またこれにより大本営は常時、設置されることとなる。予算などは軍務省に一括支給されることとなり、文官との軋轢は高まったが、軍部内の一体化と合理化は進み、統合という面では成功した。
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