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「ミカサは行ったぞ」
ユータが言う。
「わかっている」
裕希が天井から出てきた。
「ふぅ」
裕希がため息を吐いた。
「人気者はつらいな」
ユータが言う。
「その首切り落とすぞ」
裕希が殺気を持った口調で言う。
「おぉ、怖い怖い」
「えっと………どうして隠れたんです?」
私は訊いてみる。
「あぁ、あいつは昔帝国軍に殺されそうになってな……そこを私が助けたことをきっかけに私を追うようになってな……」
裕希が言った。
「みんな帝国に恨みがあるんですね……」
私が言う。
「恨みがなきゃこんなことにはならないさ」
また誰か居た。
「ジャック、居たのか」
裕希が扉に居る男の名前を呼んだ。
「ミカサが出ていった後な……それと、ユータ、あとその子も起きたようだしリーダーが呼んでる。」
ジャックと呼ばれた人が言った。
「わかった。えっと…立てるか?」
ユータが私を見て言った。
「えぇ」
私は寝ていたベッドから降りる。
私達が部屋を出ようとしたとき
「お姉様ぁぁぁぁぁぁぁぁ‼」
ミカサが戻って来た。
「なっミカサ⁉」
裕希があわてて窓から出た。
「なぁ、ユータ此処って三階だよな?」
「まぁ裕希なら大丈夫だろ」
ジャックとユータが会話する。
遅れてミカサが来た。
「お姉様は❗」
「あぁ、そこから出ていったぞ」
ジャックが窓を指差して言う。
「お・ね・え・さ・むぁぁぁぁぁぁぁ‼」
ミカサが助走をつけて窓から飛び降りた。
「さて、行くか」
「え?ほっといていいの?」
「まぁ、いつものことだしな。あ、そうそう、俺ジャック・セイバーよろしくな」
ジャックが言う。
「シアールって言います」
私も言う。
「じゃあな、ジャック」
「おう」
「それでは」
私とユータはリーダーが居るところに行くことになった。
これはもしかして好都合なのでは?
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