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「シアールがアンドロイドだって?そんなわけないだろ、だってまだこの子は……」
ユータが言う。
「貴方も今までのアンドロイドを見てきたはずよ。それの全てが子供だったはず…そうでしょ?」
アリスが眼鏡を上げる。
「ユータ、貴方は多分その子と貴方の妹が同じように見えているかもしれない。でも貴方の妹は………」
リーダーが言う。
「じゃあ、どうすればいいんだよ‼」
ユータが近くの壁に拳をぶつける。
「………F-02…いや、シアールって言ったわね?貴方はどうしたい、私を殺して帝国に戻るの?」
リーダーが言う。
アリスが驚愕の表情になる
「……………………」
シアールは沈黙している。
「さぁ、言って見なさい」
リーダーがさらに続ける。
「たとえ、貴方を殺しても私は帝国には戻れない。私はモノだから、帝国では私の代わりを用意してる……」
「そう……じゃあ、これからどうする?」
リーダーが訊く。
「わからない……でも、中立ではいられない……だから、私はここで見極めたいと思う」
シアールが言う
「わかったわ………私達は来る者は拒まず去る者は追わないから、ゆっくりして行くといいわ……答えが見つかるまでね」
リーダーが言う。
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