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エリア4
二人がエリア4に着いた。
「此処が……エリア4」
シアールが驚いたように言った。
「このエリアはまだ昔のまま残っているけど…いつエリア1~3と同じ状態になってもおかしくない。」
「でも何でこのエリアはまだ残っているの?」
「物資の補給がまだ利いてるからね。でも、帝国が攻めて来たり物資の補給ルートがやられると終わりだ」
「そして、その時は何時来ても可笑しくないと言うわけだ」
二人の後ろから声が聞こえた。
二人が振り返ると裕希とミカサが居た。
「よう、お二人さん」
ユータが言う。
「また会いましたねユータさんそれとシアールちゃん」
ミカサが言う。
「ユータちょうど良かったちょっと付き合え」
唐突に裕希が言う。
「お姉様、わたくしはお姉様と二人限りで」
「二人より4人の方がいいだろう?それにシアールに此処を案内するのはユータだけでは荷が重い」
「むぅ……なら仕方ありませんわ…」
「そういうわけだ。いいだろう?」
「え?だってミカサが……」
「いいだろう?」
裕希の言葉の節々に殺気が込められていた。
「おぅ」
ユータが返事をするというよりもせざる負えなかった。
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