裏への入学

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 すると遠くから十代らしき青年がジーク達がいる所にやってくる。 「マジかよ!! あれがクロかよ若すぎるだろ!!」  あまりのクロの若さにデビは驚く。 「あいつはな、赤ん坊の頃からこの学校にいてリュウに一からスパイの教育を受けている」 「じゃあクロってリュウさんの教え子!!」  デビの言葉にジャックは頷いた。 「リュウさんお久しぶりです」  そしてリュウの目の前に立ちクロはリュウに向かって頭を下げる。 「まさか来てくれるとは思わなかった」 「ところであの子がジークですか?」  クロはジークを見ながらリュウに聞いた。 「そうだ、あいつは才能がある。多分お前を越えるぞ」 「そうですか」  そういいクロはリュウに一礼してからジークに近づいていった。 「俺の特訓はきついぞ」  ジークを凝視するように見るクロにジークは恐く思いながら 「はい」  とだけ言った。  こうしてジーク達の授業が始まった。
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