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ジーク達がスパイ学校に入って一年が経ったある日、ジークは毎日こなしている練習をやり終えると、突然クロがジークに近づいてきた。
「お前にはこれに出てもらう」
そういわれクロに渡されたのは一枚の紙だった。
そして紙にはこう書かれてあった。
《スパイ対抗大会》
「何ですかこれ?」
ジークは紙を指さしながら聞く。
「見てわからんか、簡単に言うと世界中のスパイが一同に集まって個々の能力を競う大会だ」
「でも顔がばれたらやばいんじゃないんですか?」
「そこんとこは大丈夫だ。出場する種目は明日言うから今日はもう休んでいいぞ」
「はい」
そしてジーク宿に向かっていった。
「そのことなら俺にもきたぞ」
宿に帰って来たジークはデビを自分の部屋に招き入れてさっき紙を見せた。
「お前何に出るんだ?」
「よくわかんね~けど誰かとタッグを組んで出るらしい」
ジーク達が大会のことを話していると、部屋が突然ノックされスーラが勝手に部屋に入って来た。
「何に話していたの?」
「それが……」
ジークはデビと話していたことをスーラに話した。
「それなら私もでるよ」
「何に出るんだ?」
ジークは凄く気になってスーラに聞く。
「車・船・飛行機を使うレース」
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