異変

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(うぇ~酔った、気分悪い~)  空港についた瞬間ジークは気分が悪くなりその場にしゃがみこんで動こうとしなかった。  どうやらジークは乗り物に弱いらしい。 「大丈夫かジーク? あぁそれと、お前に渡したいものがある」  そういいクロは自分の荷物とはまた別の黒いケースをジークに渡した。  すぐさまジークがそのケースを開けると、中には黒のスーツと虹色に光る指輪が入っていた。 「はぁ~今度は何キロですか?」  毎回のことのようにジークはクロに聞く。 「いや今回は普通の服だ」 「やった~。じゃあ、この虹色の指輪は何ですか?」  あまりの嬉しさにジークがガッツポーズをした後、指輪を手に持って聞く。 「……後々約にたつ」 「おい、お前ら受け付けにいくぞ!!」  ジャックが大声で叫ぶと、ジーク達はみんなのもとに走っていく。 「御用件は?」  今ジーク達は大会の出場を申し込んでいた所であった。 「大会の申し込みです。この女の子をレースの部、この二人をスパイの部に登録をお願いします」  ジャックが代表していう。 「かしこまりました。少々お待ち下さい」  受け付の人はパソコンでジーク達の受け付けを登録をする。 「完了致しました。ジーク・ハント、デビ・デイズ、スーラ・シルク受け付け完了いたしました」 「ありがとう」  そういい受け付けを済ましたジーク達はホテルに向かっていった。
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