2834人が本棚に入れています
本棚に追加
話は変わり、とある薄暗い場所。
そこはほとんどって言うほど物がなく、唯一あるとすれば真ん中にろうそくだけ置かれたテーブル――そしてテーブルを向かい合うように二人の男が座っていた。
「フフフ、やっとこの時来ましたね」
「そうですね」
薄暗くてよく見えないが男に黒いスーツを着た男が相打ちをうつ。
「本当に長かった、もうすぐ私の願いが叶う」
黒いスーツの男から見て男がうっすらと笑みが浮かべてたのが見えた。
「では私達も向かいますか名もない島に……」
スーツの男が立ち上がり座っている男にいう。
「そうですね。やっと私の願い――スパイ達の排除の第一歩が叶います」
そういい男はろうそくの火を口で吹いて消して二人は部屋を出ていって名もない島に向かった。
もちろんこのことは二人以外誰も知らない。
そしてこの先に起きる出来事も……。
最初のコメントを投稿しよう!