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「愛してる」――…
あなたはまた偽りの言葉を囁く……
プルルル...プルルル...
「はぁー…」
また出てくれない……
最近彼氏の涼介は電話に出ないのはもちろん、会いにすら来てくれない。
プルルル...プルルル
涼}もしもし?
「やっと出てくれた…」
涼}ごめんごめん。忙しくてさ。んで用事は?
「用事がなきゃかけちゃダメ?」
涼}はぁー…そんなことないよ♪
電話越しに聞こえた小さなため息が私の心を冷たくした。
涼}今日家おいで?
「うん…行く♪」
ガチャッ
涼}入って♪
「久しぶりだね♪涼介の家」
微かに鼻をかすめる涼介じゃない香水。
涼}最近来てなかったからな―…飲み物入れてくるわ
「うん♪」
涼}あっ!!
ガッシャーン!!
食器を落としただろう音は私達の絆が崩れる音と似ていた……
その時机に置いてあった涼介の携帯が震えた。
ディスプレイには女の人の名前。
涼介は確実に浮気してる。
それなのに涼介と付き合いたいと思う私の考えは間違っていますか――…?
~End~
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