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俺は、大きな廊下を歩いていると、大きな扉の前で止まった。
扉の上には、総長室と書かれていた。
「ふぅ~」
総長の説教が待っていると思うと中々扉を開く事ができない。
まぁ、このままではもっと怒られる気がしたので、決心して入る事にした。
ゆっくりと二回ノックする。
「は~い。どうぞ~」
すると、中から若い女性の声が聞こえてきた。
ゆっくりと重たい扉を開く。
部屋の中は、けっこう広く、1番奥に総長が座ろうであろう机があり右側には、本棚があり、左側にはソファーがあり、その後ろにいろいろな紅茶の葉が入った棚が山のようにあった。
何故紅茶の葉が山のようにあるかと言うと、総長は紅茶が大好きなのだ。
「ただいま~。」
「あら、黒斗だったの?裕鬼と一緒に討伐行ってなかったの?」
総長と書かれている机に、右手に紅茶の入ったカップをもって、見た目20代前半の女性が座っていた。
そう、この女性が《フェニックス》の総長XXランク“聖光の遮闇者”前姫 光(マエヒメ ヒカル)
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