ギルド《フェニックス》

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「あの~」 「ぁっ、はいっ」 我にかえった女性は、カウンターの上に置かれている紙を取った。 「えーっと、ギルドカードを提示さして貰ってもよろしいですか?」 「あっ、ギルドカードね。はいっ」 俺は、異空間から真っ黒のギルドカードを渡した。 「確認しました。お疲れ様です」 「ありがとう」 ふと、気がつくと周りが静かになっていた。 『おいあれが、噂の“暗黒の殺戮者”かぁ?’』 『そうらしいよ。なんたって、ギルド史上最強らしいよ。』 “暗黒の殺戮者”という単語を聞いたとたん、周りがざわつきはじめた。 なんたって、XXランクの者が普段任務を行う事は、ほとんどないから、ざわつくのは当たり前である。 何故XXランクとわかったと言うと、腕に金色の腕章をつけているからだ。 そんな様子を気にとめる事なく俺はカウンターの横にある扉の中へ入って行った。 「か、カッコイイ」 俺がさっていった後、カウンターの女性は、顔を赤らめていた。
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