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この高校に入学して、月日はほとんど経ってないのに、早くも友達が4人もできた。 「…あれだけ人は信じないと言い切っていたのにな。」 そんな自分に半ば呆れ、無意識のうちに苦笑いしていた。 「佐藤くん、何か言いました? それに気味の悪い笑い方をして… 今日の佐藤くん、何か変じゃないですか?」 「ううん、何でもないよ、村上さん。」 「そうですか?」 村上さんはほんわかと笑った。 その後、HRが始まるまでたわいない話は続いた。 しかし、俺はまだ知らなかった。 皆元 了もこの聖徳高校に入学していることを…
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