プロローグ

3/8
前へ
/44ページ
次へ
「………うぶ?」 ――――何で? 「き……だい…ぶ?」 俺、見捨てられたのか? 「…ら………ぶ?」 やめろ!!やめてくれ!! 「雲英!!」 「っ!!!」 「雲英、大丈夫?」 「あ、お母さん」 なんだ、夢か… 「どうかしたの? なんだか苦しそうに見えたけど…」 「い、いや、何でもないよ」 あれ以来、よく同じ夢を見る… 「そう? それより今日から高校生でしょ」 「っと、そうだった!! 急いで用意しなきゃ」 いつか忘れるよな。 いつか…
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加