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「じゃ‥もうあなたに会うこともないだろうし行くね」
そう言い彼の横を通りすぎる
「ねえ。君の名前は?」
振り返り私を呼び止める
「佐々木 里奈」
「佐々木里奈。俺は君のことが好きです。一目惚れはおかしいか?失恋してすぐに恋したらおかしいかよ?俺はこの場所で君に出会えたこと、奇跡だと信じてる」
後ろから聞こえてくる力強い言葉
その言葉にどうして私は涙を流してるの‥‥?
それがわからないまま、ただバレないように私は振り向くことなく歩いて行った
恋愛なんてそんなもの
信じたらその先はきっと“絶望“
それなら私は最初から誰も
“信じない“
完
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