運命だったんだよ

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とりあえず…柔らかいタオルのうえで、安心してしまい、眠ってしまった。 どれくらい眠ったのだろう… 菜美が、ツンツンしたり、頭や体を撫でてくれた。 お~い、動け~! お腹空いてないのかぁ? とりあえず、水…飲める? 赤ちゃんやったら牛乳? でも、牛乳って牛の乳やんな? バタバタと動かない体を必死で動かしてみると、ワァァ動いたと歓声があがる。 うまく飲めなくても、なんとかして水を飲ませてくれた。 少し…ほんの少しの水でも、生き返るようだった。 あぁ…助かった…と、その時は思った。
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