運命だったんだよ

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やだ… 触らないで。もう、ツラい思いはしたくないよ。 私にのびてきた手は、びくびくしながら、私を抱きかかえた。 アスファルトと違い、暖かくって柔らかい。懐かしい感触がした。 でもでも、このまま連れていかれて、酷いことをされるのかもしれない。 やだやだ、もうそっとしておいてよ。
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