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「なーなー…アイツなんなの??」
お昼ご飯をいつものメンバーで食べてると、いきなり竜が言った。
「アイツって??」
「ほら。あの隣の席の爽やか君」
「あー亮ね。亮がなに?」
アタシは卵焼きを口に入れた。
するとゆずきがアタシに箸をむけて言った。
「おかしーじゃん。メンドイの嫌いな美海が学級委員やるなんて…」
「そもそもアイツ誰だよ?」
「…んっとね、亮は始業式んときたまたま隣で仲良くなって、そんで学級委員の方は頼まれて断れなかったからであって…」
「ふーん…」
なぜか不機嫌な声をだす竜。
なんだよ、もぉ。
すると黙ってた健が
口を開いた。
「アイツ…好きじゃねぇな。美海、お前無防備だから気をつけろよ」
「はぁ??いみわ…」
「美海っ!!」
いみわかんないと
言おうとしたとき
亮に遮られた。
「先生が呼んでる。いこ?」
げ…まぢめんど。
でも行かなきゃ亮に
悪いもんなー
「わかったあ…すぐ行く」
そう言ってアタシは
渋々お弁当を片付けて
亮と教室を出た。
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