はじまり

5/6
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
『新入生のみなさん~…』 校長だの生徒会長だの いろんなヤツらが 長い話をする。 つかメンドイし 腰いてーし 座らせろよ。 竜はあのあと なぜか帰ってこないし 健は来ないし ゆずきとは並び遠いし 最悪… 「はぁ…」 アタシがため息をつくと 隣から声がした 「大丈夫??あいつら話ながいよね」 どーやらアタシに 言ってるみたいだった。 「あー…ね。長いよね」 話しかけてきた男は なんだか爽やかイケメンって感じで、 竜達とはまた違ったカンジのイケメンだった。 「名前なんてゆーの??俺ら同じクラスだよね」 「前原 美海。美海って呼んで」 「美海ねっ!俺は丸井 亮(マルイ リョウ)亮って呼んで」 そー言って 爽やかスマイルを 見せつける亮。 亮ってモテそぉだな… 「美海??」 そんな事を考えていると亮がアタシの顔をのぞき込んできた。 「えっ?!あーごめんっ。なんか亮ってモテそぉだなーて」 なんてって笑ったら 亮は急に顔を赤くした。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!