今更ながら。白夜行を観て。

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今更ながら、白夜行を観ての続き。いきなりだが、勝手と言うか個人的に泣けたシーンについて書きたいと思う。テレビ盤で図書館での本などを貸し出したりする図書館の役柄を演じた余貴美子さんと笹垣演じる武田鉄也さんが雪穂と亮司が犯罪に手を染めて行く過程、話をしている際に余さん演じる図書館の役員のあの子達が大人の犠牲者[親が悪いんじゃないですか]と言った瞬間にオープニングに雪穂が亮司の父親に強姦されているシーンを思い出し、なんて雪穂がかわいそうな境遇におかれたのかと思うと泣けてきた。映画盤では最後の雪穂と亮司が遊ぼう、遊ぼうと行って表に出て行く瞬間に泣けた。あああんな悲惨な体験をしなければ、この世代だったら、純粋に遊ぼう遊ぼうと言っていたんだろうなと思い人目を憚らず号泣してしまった。そして余談だが綾瀬や堀北のエッチなシーンがあるからといって5回映画を観賞したり、DVDを購入した自分のエロさを反省した。話はあちらこちらに飛ぶが雪穂演じる堀北や綾瀬が友人である良子を亮司に頼みレイプさせ るシーンは雪穂が亮司に依頼しているシーンがなかっただけに堀北の雪穂が勝ったかに見える。最後のシーンで亮司が笹垣と話し合いをして亮司が飛び降り自殺をしてしまうシーンの後、堀北演じる雪穂が一瞬の動揺は見せるが私は知らないと言って、その場を立ち去る堀北演じる雪穂は悪女を感じさせた。最後にテレビ盤では雪穂が破滅してしまうのに対して映画盤では雪穂が援助してくれる社長と亮司のことなど気にせず店に入って行く冷徹な雪穂を演じる堀北に悪女を感じた。ポスターなどの堀北の目力は凄みを感じた。話が長くなったりあちらこちらに話が飛んで申し訳ありませんが、雪穂と亮司は大人の餌食になり、それをバネにして成功を得ようとして最後には亮司まで死においやってしまう雪穂、演じた堀北と綾瀬は凄い悪女を演じたと思う。
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