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好きですと
迷惑なのは分かってます
だけど、
私も割りきりたいんです。受験も近いから勉強のことで頭をいっぱいにすべきなんです
でもいつも頭の中は小林さんばっかりで。
ほんとに最初から迷惑ばかりかけてごめんなさい
と泣きそうに震えた指でスカートを掴む彼女に二度目の告白をされたのは、高校三年生の夏休みのことだった。
こんな奇跡ってあるんだろうか
なんて思いながらセミの鳴き声をBGMに俺は呆然としていた。
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