歩武

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仲良くなれるような気がする。 よかった。 喋ってもらえて。 「藤堂、遊ぶ?」 「うん。なにしたい?」 「ない。」 ない? 遊びたいけど遊びたくないのかな? 「曖灯は何も知らないよ。 ずっと部屋でおとなしくしてたからね。 最近までは。」 遊びを知らないのか。 じゃどうしようかな。 なにがたのしいだろ。 「絵でもかいたら? 曖灯うまいよ。」 突然はいって来ないでよね。 稔麿は。 でも曖灯絵うまいんだ。 想像できないな。 「曖灯くん鴨書きましょ。」 沖田は紙と筆を出し曖灯に渡す。 曖灯は書き出す。 何を思ってか沖田と稔麿は笑っている。 なにか思い出して笑ってるみたいだけど。 「うま。」 すげぇうまい。 俺こんなうまい奴初めてみた。 「平助それ誰かをおもい出しませんか?」 誰か? そんな思い出すような人いったけ? てか普通の鴨だし。
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