七生

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それから邸に帰ることにした。 勿論曖灯を連れて。 「ほら、たって。」 曖灯は立ち上がったがすぐに倒れていく。 もうそれだけ体力がないということか。 仕方ないから背負って帰ることにした。 持ち上げると予想を遥かに越えて軽かった。 何日この状態でいたんだろう。 相当長い間このままでいたのか多分曖灯は捨てられたと思うからあまり食事を与えてもらえなかったのかのどっちかだ。 「お腹は空いた?」 「ない。」 「何日あそこにいた?」 「4日。」 そんなに。 だからこれだけ体力がないのか。 「親に捨てられたの?」 「ん。」 「そっか。」 曖灯の親は曖灯を殺す気があったんだ。 でないとあんなところに捨てない。 最悪な親だったんだ。 俺に拾われてよかったね。 じゃないと死んでたかもね。
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