夜光

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総司が土方さん起こらすから曖灯くん怖がって遊んでられないじゃん。 せっかく楽しかったのに。 「曖灯くん怖かった?」 曖灯くんは頷く。 そうだよね。 あんな迫力あるひと滅多にいないしね。 長年一緒にいる俺だってまだ怖いし。 「此処にいたのか。」 「なにか用?」 「仕事が一段落したからな。 曖灯と遊ぼうかと思ってな。」 何だかんだで芹沢も暇なんだ。 素直にそう言えばいいのに。 「なんだ、曖灯何か怖いものでも見たか。 …土方か。」 「そうだよ。お陰で曖灯楽しく遊んでたのにすっかり怯えて。」 後で言いにいかないとな。 じゃないとそのうち曖灯が土方殺しそう。 「あーちゃん。」 「どうした?」 「土方、敵?」 「味方だよ。」 もうすでに敵意識してたみたい。 危ないね。 「曖灯、折り紙しないか?」 「折り紙?」 そうかこれもしらないのだな。 だがそこが可愛い。 子供ができたみたいだな。 これから楽しくなりそうだ。
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