悠久

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曖灯は最近稔麿には心を開くようになってきた。 でもまだ完璧ではない。 「稔麿、遊ぶ。」 「今日は誰と遊ぶの?」 やっぱり子供だな。 遊びたいんだ。 僕も遊びたいけどね。 曖灯必至に考えてる。 「あーちゃん。以蔵。」 なんか珍しい名前がでてきたな。 フフッ。 以蔵喜ぶだろうな。 単純馬鹿だし。 「鴨、総司、平助。」 此処は固定だろうな。 でも藤堂気に入ったんだ。 「じゃぁ呼んでくるよ。 有朋の部屋で待っててよ。」 「ん。」 稔麿はそう言うと出ていった。 「よし、戻っていいぞ。」 ふぅ。 やっと戻れる。 でも戻るついでに以蔵を呼ばないといけないな。 面倒だな。
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