悠久

5/6
前へ
/140ページ
次へ
以蔵を呼んでから部屋に戻る。 勿論まだ来ていない。 以蔵は気持ち悪いぐらい笑っている。 殴ってもいいよね。 「連れてきたよ。」 あぁ。 殴れなかった。 まぁいいか。 「今日はなにするの?」 「折り紙!」 気に入ったのか。 教えてよかったのぅ。 だがこんなに人数は必要か? 「曖灯、俺仕事だからおとなしく遊んでてよ。」 「ん。」 俺は部屋を出ていった。 土方の部屋に行く為に。 「何作るんですか?」 「兎でも作るか。」 「作る。」 曖灯くん楽しそうですね。 まぁ僕も楽しいんですけど。 曖灯くん凄く一生懸命です。 そこがまた可愛いです。 「えっ!?いまどうやった? もう一回。」 以蔵ってやっぱり馬鹿だな。 簡単なのになんでこんなに苦戦してるの? 初めての曖灯だって軽々できてるのに。 可哀想だな。 まぁ以蔵だしいいけど。
/140ページ

最初のコメントを投稿しよう!

122人が本棚に入れています
本棚に追加