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ザクッ
草が抜ける
ザクッ
草が抜ける
…………
JJ「何止まっているの!!努力は実を結ぶのですわよ!!」
ｸﾛｱ「うっせーよ!!てか、何でお前もいんだよ!!」
JJ「私は俗に言うまでもなくセレブだから市民の教養を学んでいるのですわ!」
ｸﾛｱ「あっそう…（うるさいのが付いて来たな）」
ｸﾛｱが思い出したように後ろを向く
すると黒髪の少年が草むしりもせず王宮を眺めている
ｸﾛｱ「あいつ何してんだよ」
黒髪の少年が何かを喋る
バサッ
黒い翼が生える
ｸﾛｱ「なんだ！？」
少年が王宮に向かって飛ぶ
JJ「……飛んでますの。おーい！王宮兵士団に捕まるわよ!」
ギュイン!
JJの右頬が斬れる
飛んで来たのは黒い羽
ｸﾛｱ「JJ!!」
JJ「だ、大丈夫ですわ…」
そのままJJは頬を抑えて立てなくなる
ｸﾛｱの中でモヤモヤが生まれる
何をしてんだアイツ
何で攻撃するんだ
JJがケガをした
色んな思いが混ざり合い
ｸﾛｱの中で何かが弾ける
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