始まり

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キャッ 突然背後から声をかけられ思わず悲鳴をあげてしまった。 (びっくりしたー…) 「あ、えと!今日からここにお世話になる笹川まおですっ」 まおをじっと見つめ、素っ気ないような素振りで鍵を投げてくる 「あ、これ鍵」 え え え ! (……それだけ? しかもあなた誰ですかー!) 「あの…管理人さんのご家族の方ですか?」 おそるおそる聞いてみる 「お前の隣の20号室」 (………またそれだけ? って 質問スルーされた~~) 奴の遠ざかっていく背中を睨んでいると、不意に奴が振り返った。 (睨んでるのバレた…?) こっちを一瞥し 何事も無かったように颯爽と歩き出す (………え? え~~~~~~!!!!!!)
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