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「……まおちゃん。」
湊は優しい瞳で
まおの寝顔を
見つめていた
とても切なく
いとおしそうに
~~~~~~~~~~~~
まおね、将来
お姫様になりたいの!
でね!おっきい
お城に住みたいの
xxxくんは
王子様~~~!
僕が王子さま?
じゃあまおちゃんを
ずっと守ってあげる
うん!
(小さい頃の私……)
まおちゃん
約束守れなくて
ごめんね、
悲しませて
ごめんね。
少しだけ
会えなくなるけど
すぐ戻ってくるからね
xxxくん
どこいくの?
置いてかないで…、
ずっとそばにいてよ
グスグスッ
ごめん、ね
まおちゃん。
ばいばい……
「待って!」
ドンッ
勢いよくベットから落ちる
まおはずっと昔、幼稚園のころの夢を見ていた。
誰かわからない男の子と離れ離れになる夢。
(またあの男の子、誰なんだろう。)
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