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ブラック「うわぁっ！」
ブラックは攻撃を受け、吹き飛ばされる。
シャドームーン「どうしたブラックサン？その程度では無いはずだ！」
ブラック「止めてくれ信彦！俺はお前と闘いたくない！例え俺が殺されるかもしれなくても、お前とは闘いたくないんだ！」
シャドームーン「…愚かな…貴様が死ねば人間共も死ぬ。貴様の闘志次第で、世界中の人間の運命が変わるのだ！」
ブラック「止めろ！元の心を取り戻してくれ、信彦！」
シャドームーン「…失望したぞブラックサン…せめてもの情け、貴様を苦しまぬよう葬ってやる…！」
シャドームーンはゆっくりブラックに近づいていく。
ブラック「くっ…！」
(信彦は本気で俺を…俺は…俺は！)
シャドームーン「…」
突如、シャドームーンの動きが止まった。
ブラック「？」
シャドームーン「…ほう、貴様と違い、闘う覚悟のある奴が我がアジトに侵入したようだ、喜ぶが良い。」
ブラック「まさか…翔太郎君!?」
シャドームーン「今の貴様の相手よりもアジトを守る方が優先だ。よく聞けブラックサン！俺と闘う気があるのならアジトへ来るがいい！無いなら俺の前から消え去れ！」
そう言うと、シャドームーンは姿を消した。
ブラック「っ…」
そして、ブラックの前にバットガジェットが現れる。
ブラック「これはもしや翔太郎君の…！そうか、ここがゴルゴムのアジト！…っ、だが俺は…っ！」
？「悩んでいるようだな。」
一人の男性が、ブラックの前に現れる。
ブラック「あなたは？」
？「お前と同じ立場の人間だ…奴らのアジトへ行かないのか？」
ブラック「…俺は…親友とは闘いたく…ない…」
？「何も闘うってのは、相手を倒すだけじゃない。」
ブラック「えっ？」
？「闘いの中で、相手を救う方法もある…という事だ。」
ブラック「闘いで…救う…」
？「さて、あとはお前の問題だ。」
男性は立ち去ろうとする。
ブラック「あの…ありがとうございました！」
？「…あぁ。」
そう言うと、男性は立ち去った。
ブラック「…よし！バトルホッパー！」
ブラックはバトルホッパーを呼び出し、バトルホッパーでアジトへと向かう。
その瞳に、迷いは無かった…
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