2の部屋

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キオウが言い終わった瞬間、天井からナイフが落ちてきた。 松林の体は、赤い血に染まっていく。 だが、まだ死んではいない。 頭や心臓には、ナイフは刺さっていない。 ドサッ 松林は、立っていられなくなったのだろう。 床に倒れた。 キオウが松林の近くに姿を現した。 「キ…オウさ……ん。たす……け…て……」 松林は、キオウに手を伸ばす。 「これがあなたの人生なんですよ?あなたが人生を決めにここにやって来たんじゃないんですか?」 キオウの顔は、笑っていた。 松林は、まだ死んでいない。 キオウは、部屋の隅にある机の上のナイフを持った。 ナイフを持ったキオウは、松林に近づいた。 「これであなたの人生が決まりました」 グサッ 「ガッ……」 ナイフは、松林の額に突き刺さった。 松林の体は、少しだけピクピク動いている。
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