2の部屋

6/7
前へ
/28ページ
次へ
「アハハハ……まだ死なないんだ。強いね、女なのに……強い人、俺大っ好き。だって遊びがいがあるんだもん」 キオウは、松林の額からナイフを抜いた。 グチャ グサッグサッグサッ ナイフで何度も頭や心臓を突き刺した。 キオウが松林で遊んでいると、ドアが開く音がした。 リオウだ。 「おい、キオウ。もうそいつ、死んでんぞ」 「知ってるよ。こいつ、強い奴だから俺からの褒美だ」 グサッグサッグサッ 松林の頭や心臓は、もうグチャグチャになっている。 「やりすぎだ……」 グサッグサッ ピタリ 最後に、ナイフを頭に刺してキオウの動きは止まった。 「……飽きた」 パチンッ キオウは、手を上げ指を鳴らす。 ギィィィィィ…… ドアが開き、霊がぞろぞろと入ってきた。 「処分しろ」 松林を指差しながら、霊に命令した。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加