2の部屋

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命令を受けた霊は、松林に近づき食べ始めた。 グチャッ ガリッ ボリッ だんだんと松林の体が小さくなっていく。 「あーあ、こいつも早かったなー。だけどこいつ、強い人間だった」 キオウは、笑顔で松林を見ながら言った。 満足したみたいだ。 「次はもっと楽しませてくれよ」 「はぁ……」 キオウは、人間が来る部屋に静かに戻っていった。 「楽しいのか?人間で遊ぶのは……」 リオウは、松林の頭に刺さっているナイフをとった。 グチャ そのナイフをそのまま、松林の喉のところまで持っていき、手をはなした。 グサッ ……楽しい……かも? リオウの顔が少し笑顔になる。 「おもしろい……次からキオウに、少しだけやらしてもらお……」 リオウも、次の人間が来る部屋に向かった。 ~ナイフの刑~ (完)
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