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命令を受けた霊は、松林に近づき食べ始めた。
グチャッ
ガリッ
ボリッ
だんだんと松林の体が小さくなっていく。
「あーあ、こいつも早かったなー。だけどこいつ、強い人間だった」
キオウは、笑顔で松林を見ながら言った。
満足したみたいだ。
「次はもっと楽しませてくれよ」
「はぁ……」
キオウは、人間が来る部屋に静かに戻っていった。
「楽しいのか?人間で遊ぶのは……」
リオウは、松林の頭に刺さっているナイフをとった。
グチャ
そのナイフをそのまま、松林の喉のところまで持っていき、手をはなした。
グサッ
……楽しい……かも?
リオウの顔が少し笑顔になる。
「おもしろい……次からキオウに、少しだけやらしてもらお……」
リオウも、次の人間が来る部屋に向かった。
~ナイフの刑~ (完)
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