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「ちくしょー・・・。やっぱり忘れらんねぇよ。俺、あの人のこと大好きだもん。」
涙が溢れる。止まれ。止まれよ涙。
心の中でそう呟くも、涙は一向に収まるところを知らない。
ピロロ―――携帯がなる。
メール?それとも電話?
画面を見るとメールが一件届いていた。
「誰からだろ?」
俺は涙の止まらないままメールを読んだ。
メールは同じサークルの彩音先輩の友達である天野 咲(あまの さき)先輩からだった。
「なんだろ?」
―――彩音から聞いたぞ。大丈夫か?自殺とか考えんなよ!←まぁ彩音にコクる事態自殺行為だけど(笑
どんまいどんまい。次ガンバレ。
奢ってくれるなら愚痴きいてやんよ
by saki――――――――
あの人なりに励ましてくれてるんだろうけど、結構傷つく。
「やっぱり俺なんかじゃ釣り合わないよな・・・。」
またもや笑ってしまう。
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