-壱章-

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学校内は基本的に繋がっており 体育館も通路と生徒たちが濡れないように全面ガラス張りの通路になっている それも防弾ガラス... ガラ 或都は教室のドアを開いた そこはいつも道理暖かなクラスだった まるで恐怖を感じてないようだ 当たり前だ或都のクラスは特殊中の特殊 いろいろなことで特化した人間の集まり と言ってもあまり活躍する場がなかったが そんな奴等は今... そうまるで水を得た魚のように イキイキしている 少なくともここには 恐怖に怯える者はいない 「或やん遅かったなぁ♪」 或都の目の前には 関西弁のクラスメイト 小木山 子鉄(コギヤマ コテツ)が立っていた 子鉄は或都と腕組んで まるでカレカノ状態になっている 実際或都は身長が小さめだ 「なぁなぁ[ダウト]って誰だと思う?」 子鉄はヘラヘラと笑ったまま 或都の耳元で呟いた 或都は子鉄を見上げて にこりと笑って見せた .
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