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青side
ーガチャンー
青「…ふぇ…っ…た…ちょの
バカ…アホぉ…うぅ…っ」
寝室に入った瞬間、涙は止まることを
忘れてあふれ出てくる
青「…僕…なんか…っ…
どうでも…ええん…やろ…っ」
緑「どうでもよくないわ」
青「…っ?!」
呟いたと同時に聞こえた
大好きな人の声
ーぎゅっー
後ろからふわりと抱き締められる
青「…ふぇ…っ…」
相変わらず泣いている僕
緑「章大、ごめん」
耳元で囁かれ、そのままきつく
抱き締められる
緑「俺、章大にやきもち
妬いてほしかってん」
抱き締められたまま
たっちょんの話を聞く僕
緑「俺には章大しかいらん」
たっちょんからの最高の言葉
青「…ふぇぇ…っ」
再び流れだす涙
緑「もう泣かんでや?」
それでも止まらない涙
緑「章大」
急に呼ばれる名前
青「ふぇ…?」
たっちょんを見上げるように
顔を向ける僕
ーチュッー
それと同時にたっちょんの
顔が近づいてキスされた
青「…っ////」
緑「んは、顔真っ赤」
僕の赤くなった顔を見て
笑うたっちょん
青「うるさいっ///」
いつのまにか止まった涙
僕はたっちょんを見上げる
緑「…誘ってんの?」
青「…ふぇっ?」
あーあ、たっちょんの
目が変わっちゃった。
でもね、僕もその気に
なっちゃったみたい
だから、たっちょんに
おねだりするの
青「…忠義が…欲しい…」
そうすれば、ほら
緑「……覚悟しぃや?」
たっちょんが耳元で囁いて
ベッドに寝かされたら
始まりの合図
僕たちの甘い時間は
これからだから
ーENDー
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