告白

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「――嬉しい。」 真由の返答はそれだけだった。でもそれだけで充分だった。 ほんの少しだけ赤く染まった頬と微笑みが返答だと思えたから。 互いに何も言わず、ただ時間だけが過ぎていった。まぁそれも長くは続かず 『1-Bの上原真由さん、至急本部テントまで来て下さい。繰り返します――。』 真由を呼び出す放送によって途切れた。
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