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駅から出て、まず宿を探すことにした。
人は、見かけず不気味な静けさを漂わせている。
街灯が等間隔に並び、民家の明かりもポツポツ見え、それを頼りに宿屋の看板を探し街を、さ迷っていた。
「見つからんぞ。人に聞くにも、人がおらん」
「困ったなぁ…」
頭をかく。
「野宿は、ごめんだからな!」
一ヶ月前、宿屋が見つからず野宿することになり翌朝、なんと所持金が全額寝ている間に取られていた、という痛い記憶がある。
多分それで野宿は、絶対嫌だとラルアは言うのだ。
駅から歩いて15分ぐらいのことだ、曲がり角を何となく曲がると、幸運にも宿屋とかかれた看板を発見した。
「お!あったぞ」
小走りでラルアは、宿屋へ向かった。
僕も今日は、疲れたので思ったよりも早く宿屋が見つかり嬉しい。
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