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降りるとそこは風を遮る壁もない、無人駅だった。
民家も見える。
「ちょっと時刻表見てくるね。ラルアここで待ってて」
「あぁ」
僕は、重い荷物を持って小走りで時刻表を探した。小さな駅なので、すぐに見つかる。
「で、どうだったのだ?」
「明日ー…」
「…ん?はっきり言え」
僕が言いにくそうにしていると、ラルアが目を細める。やっぱりご機嫌斜めだ。
「明日の朝7:00なんだ…王都行きの汽車」
「なんだとっ!」
ということで、この知らない街で一泊することになりました。
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